人間の髪の毛は遺伝的要素もありますが、子供の時は産毛のような柔らかく細い状態がとても多いです。
そこから年齢を重ねるごとに髪質が変化していき、特に20代が髪の毛の成長のピークと言われています。
また、男女で髪の年齢のピークは異なると言われていて、男性の場合は20歳から25歳ぐらい、
女性の場合は20歳から30歳ぐらいが髪の毛のピークと言われています。
そして髪が衰えだすと何が変化しているかというと、そもそも髪自体が変化するというよりも、
髪の毛を生成する毛乳頭や毛母細胞が変化することが考えられます。
年齢を重ねると、髪を生成する力が縮小傾向にあります。
特に中年になってくると、髪の毛の栄養を送られて生成される毛乳頭が小さくなってしまう傾向に。
毛乳頭とは髪の毛の根元部分です。
イメージとすれば、根野菜で栄養の吸収率が悪ければ実が小さくなってしまう、
ということをイメージされると分かりやすいのではないでしょうか。
大きな野菜を作り出すには光合成をして、葉から栄養素を吸収する必要があります。
それと同様に、髪の毛を太く逞しいものにするには、毛母毛細から送られる栄養素を
しっかりと毛乳頭で受け止める必要があるでしょう。
この力がだいたい30代から40代ぐらいに減少する傾向があり、その影響によって髪が細くなったり、
コシがなくなったりといった症状が現れてきます。
このような現象をエイジング現象と呼び、女性ホルモンの減少や抗酸化力の低下など、
年齢を重ねるにつれて体の内部で起こる変化が、まず地肌にエイジング現象として表面化し、
毛髪は地肌の影響を受けて変化してくると考えられます。
すでに毛髪に現れているエイジング現象への対処だけではなく、
その前触れとして現れる地肌のエイジング現象を早期に見つけて対処することで、
エイジング現象の起こりにくい地肌環境に整えることが可能になります。
具体的な、改善方法としては、ヘッドスパや頭皮に合ったシャンプー、トリートメントを
選ぶということが効果的です。
年齢を感じないくらい、いつまでも若々しくいられるよう、
今一度エイジングケアを見つめ直してみてはいかがでしょうか。