あなたの髪はどちら側にクセがつきやすいですか?
片方はいつもきれいな内巻きなのに、なぜかいつも右側だけクセがついてしまう…という人はいませんか?
実は日本人の約半分以上の人が「髪の右側にクセがつきやすい」のです。 その理由は、一体何なのでしょうか?
クセの原因は「つむじ」
日本人のつむじの約60%が「右巻き」になっているそうです。
髪の毛は、頭頂部は前向きに生え、それ以外の部分は下向きに生えています。
つむじから毛の流れが始まり、この流れが毛先の向きを決定づけます。
右回りに生えていると、左側の根本は立ち上がりやすく、逆に右側の根本はつぶれがちに。根本が潰れると毛先がはねやすくなるのです。
【パーマも片側だけとれやすい】
このつむじからの毛流の影響はハネだけでなく、パーマにも影響します。
どちらか片側だけとれやすい、という人は美容師の失敗がなければつむじからの生えクセのせいと考えてもよいでしょう。
きついパーマの場合はそれほど影響はありませんが、ゆるいパーマ、ふわっとしたパーマだとクセの影響からセットが難しくなってしまいます。
【ハネをおさえる方法は!?】
ハネをおさえるためのスタイリングのコツは「ドライヤー」にあります。
ハネるのが嫌だからと前からドライヤーを当て続けるのは実はNG! まずは、後ろから前、下から上へ髪を引っ張るように持ち上げながら髪の根元から繰り返し風を当てます。
自分ひとりだと後ろからドライヤーを当てるのが難しい、という場合はおじぎをするように頭を下にしてドライヤーをかけてください。
髪の根本が乾けば、あとは顔周りを丸く囲むようにして髪の中間から下を乾かします。
髪のハネをなおそうと毛先ばかりにドライヤーを当てたり、乾いたあとにコテだけで何とかしようとしてしまいがちですが、毛の流れがクセを作っているのでこの方法は意味がありません。
同じように、くるくると毛先を巻きながら乾かしても結局毛はハネてしまいます。
実は、このつむじの流れが原因のクセは、縮毛矯正でもっても完全になおすことができないのです。
間違った乾かし方は逆に髪を痛めてしまうだけなので、まずは髪の根本から乾かすことを心がけましょう。
また、カットでも左右ともに同じように切ってしまうとどうしてもハネやすくなります。 これは逆に言うと、カット次第でハネをおさえられるということ。 カット前に美容師さんに相談してからカットしてもらうと、日々のスタイリングはかなり楽になりますね。